「自分には価値がある」|55歳で岸見一郎氏の講演を聞いて

50代の挑戦

こんにちは、しばたくです。

ある日、YouTubeを見ていると、アドラー心理学を扱ったベストセラー『嫌われる勇気』で知られる岸見一郎氏の対談動画がおすすめに出てきました。

『嫌われる勇気』、そして『幸せになる勇気』は、過去に読んで感銘を受けた本です。『嫌われる勇気』は、長女にも読んでほしいと思い、買ってあげたこともありました。

久しぶりに岸見氏の話を聞き、ふと「今はどんな活動をされているのだろう」とウェブで検索してみました。すると、ちょうどオンライン講演会が開催されることを知りました。参加費も3,500円。これなら参加してみようと思い、8月末の講演会に申し込みました。

そして今日、実際に岸見氏の話を聞きました。

本で読んだ言葉を、岸見氏自身の優しい語り口で聞く。またオンラインだからこそ、画面越しに岸見氏を近くに感じることもできました。

講演を聞きながら、いくつか心に引っかかった言葉がありました。

今、講演会を終えて、その言葉から私が考えたことを書いてみたいと思います。

自分には価値がある

今回のお話の中で、特に私の心に残ったのが「自分の価値」についてのお話でした。

人との関係に入っていくには勇気がいること。そして、自分の価値を他者からの評価や、肩書き、能力、成果といったものだけに求めなくてもいい。

また、何かをするときに、いつも理由や目的が必要なわけではないというお話も印象に残りました。

これらのお話を聞いて、私はなぜか自分のブログを思い浮かべました。

社会での肩書き抜きで、55歳から成長しようとする自分を書こうとしています。

何か大きな目的や目標があるわけではありませんが、自分の価値を自分で確認しようとしているのかな、とふと思いました。

自分の中にあるものや自分の行動を見つめて、記事に残すことで光を当てようとしているのかもしれません。

『嫌われる勇気』を読んだときは、「課題の分離」という考え方が、とても印象深かったです。

今回の講演会は、「自分の価値」という言葉が記憶に残りました。

質疑応答

講演パートの後、休憩を挟んで質疑応答となりました。

すぐに少なくない参加者が手を上げたことに驚きました。

何度も参加している方もいるようで、皆さん個人的なことも質問され、岸見氏は一つひとつ丁寧に受け答えをされていました。

オンラインで他の参加者もいる中、真剣にプライベートな内容を質問され、それに岸見氏が丁寧に、誠実に答えている。

その様子を見て、この講演会に参加する人たちと岸見氏との間にある、信頼関係の強さを感じました。

何かをするのに、理由はいらない

講演の中で少し驚いたのは、岸見氏がアドラーの言葉にも疑問を呈されていたことです。

私はこれまで、岸見氏はアドラーの考え方を分かりやすく我々に伝えようとしている方なのかなと思っていました。

しかし今回のお話では、「何かをするために、いつも理由や目標が必要なのだろうか」という問いかけがありました。

その岸見氏が、アドラーの考え方そのものにも疑問を投げかけながら、自分自身の考えを話されている。

それが少し意外で、同時に印象に残りました。

私自身も最近、何かをすることに、必ずしも理由や目標はいらないのではないかと感じています。

ただ本を読む。ただ歩く。ただ何かを考える。

そこに大きな目的がなくてもいい。

そんなことを考えながら、岸見氏のお話を聞いていました。

『老いる勇気』

オンラインで話す岸見氏の後ろには、大きな本棚がありました。

画面いっぱいにたくさんの本が並んでいます。

その中で、なぜか私の目に入ってきたタイトルがありました。

『老いる勇気』。

ネットで検索してみると、岸見氏が書かれた本でした。

55歳の今の私には、なんとも気になるタイトルです。

しかもKindle Unlimitedの対象になっていました。

早速、私の本棚に加えました。

10年以上前から『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』を読んできて、55歳になった今、『老いる勇気』に出会う。40代の頃は、老いなんて意識しませんでした。

今日、このオンライン講演会に参加しなければ、手に取ることもなかったかもしれません。

何か大きな目的があって参加した講演会ではありません。

YouTubeで偶然、岸見氏の動画がおすすめに出てきたことがきっかけでした。

「何かをするのに、理由はいらない」。

今日聞いたその言葉の先に、また一冊の本との出会いがありました。

質疑応答は予定時間を超えて続きました。

講演がすべて終わった今、何か新しい知識を得たという以上に、暖かい気持ちが残っています。

また機会があれば、岸見氏の講演会に参加してみたいと思います。

そしてまずは『老いる勇気』を、ゆっくり読んでみようと思います。

同じ著者の言葉でも、40代の私と55歳の私では、心に残るものが違うのかもしれません。

それを確かめながら読むのも、少し楽しみです。

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