こんいちは、しばたく@北京 柔術初心者です。
柔術を始めて2年が経ちました。コロナで道場が閉鎖され練習できなかった期間もあり、また道場の移籍もありましたが、現在 白帯ストライプ4本。
青帯への昇格も目指し、練習を続けています。
青帯への昇格は、ブラジリアン柔術初心者が目指す大きな目標ですが、ブラジリアン柔術を始めたばかりの初心者の方が青帯を目指すためには、一定の技術とスキルを習得することが不可欠です。
この記事では、自分自身が目指す方向を再確認する意味も含めて、青帯取得の条件と練習方法をまとめていきたいと思います。
青帯としての必要条件とカリキュラム
ブラジリアン柔術で青帯を取得するためには、一定の技術とスキルを習得し、主要なポジションからの攻撃と防御ができることが求められます。
ここでは、青帯に必要とされる具体的な条件とカリキュラムについてご説明します。
基本ムーブ
まず、柔術の基本ムーブを習得することが必須です。
防御の観点から重要なムーブには「エビ」「ブリッジ」「柔術立ち」があります。
これらの動きは、相手の攻撃を避けたり、自分のポジションを改善するために重要です。
正確にこれらのムーブを実行でき、実際にスパーリングで使えることが、青帯取得の前提条件となります。
立技
立技に関しては、攻撃と防御の両方の技術をバランスよく習得する必要があります。
まずは怪我を予防するためにも、柔道と同じように最初「受身」を身に着ける必要があります。
その他、レスリングで使われる相手のタックルをかわす「スプロール」や相手にタックルを仕掛けるための「ペネトレーションステップ」も習得します。
柔術は寝技の攻防のイメージが強いですが、お互い立った状態から試合は始まるため、立ち技も柔術の基本となります。
ボトムポジション
ボトムポジションでは、オープンガード、ハーフガード、クローズドガードを習得する必要があり、これらのガードポジションから攻撃や防御を行う技術が求められます。
クローズドガードのスイープ技術としては、「シザースイープ」「ペンデュラムスイープ」「シットアップスイープ」を習得することが推奨されます。これらの技術は、自分がボトムポジションにいるときに相手を制するために重要です。
トップポジション
トップポジションでは、いくつかの主要なポジションを効果的にキープする技術が必要です。
サイドコントロール、マウントポジション、バックコントロール、ニーオンベリー、タートルポジションのキープが求められます。
これらのポジションから相手をコントロールし、攻撃する技術が青帯に必要とされます。
スタンディング
スタンディングポジションでは、基本的なテイクダウン技術を習得する必要があります。
具体的には、「シングルレグタックル」「両足タックル」「片足タックル」「ボディロックからのテイクダウン」「大外刈り」「大内刈り」「大腰」が含まれます。
これらの技術は、相手を効果的に倒すための基本技術となります。
サブミッション
サブミッション技術も重要な要素です。
青帯として求められるサブミッション技術には、「クロスカラーチョーク」「アームバー」「アメリカーナ」「キムラロック」「カラーチョーク」「裸絞め」「アンクルロック」「ギロチンチョーク」が含まれます。これらの技術を使って相手からタップを取ることができるスキルが必要です。
エスケープ
最後に、エスケープ技術も重要です。
悪いポジションから効果的に脱出する能力は、青帯の重要な条件の一つです。
具体的には、サイドコントロール、マウント、バックコントロール、カメ、ニーオンベリーからのエスケープ技術を習得する必要があります。
これらの技術を駆使して、どのようなポジションからでも逃れることができることが求められます。
以上が、ブラジリアン柔術の青帯を取得するための必要条件とカリキュラムです。
これらの技術をバランスよく習得し、実戦で効果的に活用できるようになることが、青帯取得への道となります。
練習を積み重ね、各技術を確実に身につけることが重要です。
青帯取得のための方法と心得
ブラジリアン柔術で青帯を取得するためには、いくつかの重要なステップと心得があります。
まず、ルールや技を覚えることが基本です。これは、柔術の基本技術を習得することだけでなく、試合のルールやポイントシステムを理解することも含まれます。
ルールを理解することで、試合中の戦略を立てやすくなり、技を適切に使えるようになります。
試合への参加
青帯を取得するためには、試合に出場して経験を積むことが非常に重要です。
試合に出ることで、実践的な経験が積めるだけでなく、自分の技術レベルを客観的に評価することができます。試合での勝利はもちろん大切ですが、負けることからも多くの学びがあります。
試合に出ることで得られるメリットには、経験値の積み上げ、練習に目的を持って取り組むこと、そして試合で決められた技が自分の得意技になることが挙げられます。
プライドを捨てる
青帯を取得する過程で重要なのは、プライドを捨てることです。
仲間や先輩に自分の修正点を聞き、フィードバックを受け入れることが大切です。
他人からのアドバイスを積極的に取り入れることで、自分の技術を向上させることができます。
自分の弱点を知り、それを克服するための練習を重ねることが、青帯取得への道です。
継続的な練習
継続的な練習が青帯取得には欠かせません。
毎日の練習を通じて技術を磨き、フィジカルを強化することが重要です。
特に、試合に向けて計画的に練習を行うことが求められます。
目的を持って練習に取り組むことで、効率的に技術を習得することができます。
柔術を楽しむ
最後に、柔術を楽しむことが青帯取得の鍵です。
柔術を楽しむことで、モチベーションを維持し、継続的に練習を続けることができます。
楽しむ気持ちがあれば、困難な練習や試合も乗り越えることができます。
柔術を楽しむことが、自然と強くなるための最も重要な要素です。
以上が、青帯取得のための方法と心得です。ルールや技を覚え、試合に積極的に参加し、プライドを捨ててフィードバックを受け入れ、継続的な練習を行い、柔術を楽しむことが、青帯取得への確実な道となります。
青帯の実力と道場ごとの昇帯基準
ブラジリアン柔術における青帯の実力は、道場や選手によって大きく異なります。
ある道場では青帯を取得するために非常に高い技術レベルが要求される一方、他の道場では比較的容易に青帯が授与されることもあります。
この違いは、道場ごとの昇帯基準によるものです。
昇帯基準
道場によって昇帯基準は異なり、主に試合での成績や練習に対する取り組み姿勢が評価されます。
例えば、試合での優勝や好成績が昇帯の条件となる道場もあれば、定期的に練習に参加し、基本的な技術を習得することが重視される道場もあります。
また、道場独自の昇級試験を課すところもあります。
どの基準が適用されるかは道場の方針によりますが、一般的には実力と努力の両方が評価されます。
青帯の試合
青帯の試合は、特にアダルト部門において高いレベルが求められます。
アダルト部門は年代別で最も若い部門であり、ここに出場する青帯選手は体力とスピードに優れており、技術レベルも高いです。将来の黒帯候補が多く集まるため、非常に競争が激しいのが特徴です。
一方、マスター部門では、ある程度の年齢を経て柔術を始めた選手が多く参加します。
マスター部門では、仲間の応援も盛り上がり、コミュニティとしての一体感が強いです。
青帯の実力レベル
青帯の実力は一律ではなく、道場ごとの昇帯基準や選手個々の努力、試合経験などによって大きく異なります。特に、試合に出場することで得られる経験や評価は、青帯取得に向けて重要な要素となります。また、実戦においても高い防御力を持つ青帯レベルの柔術家は、一定の安全を確保することができます。各道場の方針に従い、練習を継続しながら昇帯を目指すことが大切です。
青帯になる条件とカリキュラム
ブラジリアン柔術において青帯を取得することは、所属する道場から柔術の基礎ができていると認められた証です。青帯を貰う瞬間は、練習者にとって非常に嬉しい出来事です。
しかし、多くの初心者が「どのくらい練習すれば青帯になれるのか」と尋ねるように、青帯は簡単に手に入るものではありません。
練習時間の目安
運動未経験の初心者が青帯になるには、約1000時間の練習が必要だとされています。
この「1000時間」を達成するには、1日2時間の練習を週3回行った場合で約3年、週1回の練習では約10年かかります。この練習時間には、道場での練習だけでなく、自宅でのフィジカルトレーニングやテクニック動画の視聴も含まれます。
道場の実例
私の所属する道場では、2年から3年で青帯に昇帯しているようです。
しかし、2年以内に約9割の白帯が柔術をやめてしまうため、青帯になれるのは残りの1割です。
これは、初心者がある程度の実力をつけるまでに練習で負け続けることが多く、その過程で柔術の楽しさを理解する前に挫折してしまう人が多いからです。
挫折と継続
初心者の多くは、練習でひたすら負け続けるため、柔術の楽しさを理解する前に挫折してしまうことが多いです。この壁を乗り越えることが、青帯取得への大きな一歩となります。
柔術の基礎を習得し、継続的に練習を続けることが重要です。
初心者が青帯になるためには、挫折せずに継続的に努力し、柔術の基礎をしっかりと習得することが重要です。私も基礎を大事に、練習を継続して、青帯昇格を目指していきたいと思います。