しばたく@北京 柔術初心者です。
51歳でブラジリアン柔術を始めて、1年2ヶ月程が経ち、今では週4〜5回のペースで
道場に通うほど、ハマっています。
この記事では、50代にの方に柔術お勧めする理由についてお話しします。
柔術にハマった理由
50代で感じた虚しさと孤独
50代に入ると、新たな出会いも減り友達もなかなかできません。
家庭では子供も大きくなり自立し始め、
仕事の面では若い時のような刺激も減ってきます。
50代は、虚しさと孤独を感じやすい年代だと感じます。
私が柔術を始めようと思ったきっかけ。
それは、中国のコロナ感染拡大で家族が緊急帰国してしまい、
私は日本にも帰れない単身赴任生活の中で孤独を感じたことでした。
何の予定もない週末を変えたい、自分の居場所が欲しいと思い、
トレーニングジム、ムエタイジムを試してみました。
しかし、あまり満足できず、
最終的にブラジリアン柔術の道場にたどり着いたのです。
柔術をお勧めする理由
ブラジリアン柔術は、50代で感じていた私の悩みの多くを解消してくれました。
もし、50代で柔術に興味を持つ方がいらっしゃれば、是非 始めて下さい。
中高年の初心者でも始めやすい
柔術をお勧めする理由、第一点目。
中高年の初心者であっても、始めやすいという点です。
最近は柔術人気も高まり、小さい頃からブラジリアン柔術を習っている方もいます。
しかし、ほとんどの方は社会人になって始めていると思います。
学生の部活経験者がおらず、皆さん社会人になってから初心者から始めているので、
みんな初心者に対して非常に親切で優しく接してくれます。
50代から初心者で始めても問題なく、道場の先輩たちは、50代で始めることにリスペクトを持って接し教えてくれます。
また、ブラジリアン柔術は柔道をルーツに持ちながらも、ブラジル発祥の格闘技です。
一定の礼儀は保ちながらも、練習の雰囲気は非常にフランクで、上下関係も厳しくなく、
初心者にとっては敷居の低い格闘技と言えます。
最大の魅力 コミニティー
柔術をお勧めする理由、第二点目。
ブラジリアン柔術最大の魅力、コミニティーです。
コンタクトスポーツである柔術では、当然 相手と組み合って練習します。
基礎のテクニック練習であれ、スパーリングであれ、一人では練習できませんし、身体が
触れ合うわけですから、自然とコミニケーションが生まれます。
道場の仲間と仲良くなりやすく、家庭、職場に次ぐ、第三の居場所として、かけがえのないコミニティーとなります。
また、ブラジリアン柔術は、世界に広がっていて、日本でも各地に道場があります。
自分の老後が心配になってくるシニア世代。
しかし、柔術さえあれば、日本のどこに行こうと、道着さえあれば仲間が作れる、自分の居場所となるコミニティーに入れるのです。
50代になっても、自分の行動で、どこに行っても仲間を作れるということは、大きな自信につながると思います。
成長を実感できる
柔術をお勧めする理由、三点目。
成長を実感できると言うことです。
50代に入り、自分の衰えを感じる機会は増えても、成長を実感できることは少なくなって
くると思います。そんな50代でも、自分の成長を実感できることも柔術の魅力です。
「柔術は、弱者のためのもの」と言われていて、
力の弱い人が強い人に対抗するため、技術が複雑で習得には時間がかかります。
帯は白帯から青帯、紫帯、茶帯、黒帯と昇格していきますが、
白帯から青帯になるのに1年半から2年程度。
黒帯になるには、10年以上かかると言われています。
帯の変化による成長を確認するのには長い時間がかかりますが、
それを補うストライプ制度があります。
柔術の帯には、片側に黒い部分があります。
指導者が成長を認めると、そこに一本ずつストライプが巻かれていきます。
ストライプは最大で4本まで、4本ストライプが巻かれると、もうすぐ昇格できるということになります。
白帯の間でも、きちんと道場に通っていれば、数カ月に一本のストライプをもらえ、
自分の成長を確認することが出来ます。
私も最初一本目のストライプを頂いた時の喜びは、今でも忘れません。
柔術には昇段試験は無く、指導者の判断で昇格していきます。
その分、指導者は、道場のメンバー一人一人の成長を見てくれています。
こういった点も、柔術の道場の一体感、コミニティーの強さにつながっているのではないかと思います。
ブラジリアン柔術は、50代の方が何かを始めたい、体力つくりをしたいと思った時に、
最適な習い事です。私は、まだ白帯ですが、まずは青帯昇格を目指して、自分の成長を
楽しみつつ、続けていきたいと思っています。