上海・豫園|30年以上見続けて感じた、変わらない中国の風景

北京生活

こんにちは、しばたくです。

私が初めて上海を訪れたのは、1993年でした。

大学生だった私はバックパックを背負い、
一人で上海の街を歩きました。

その後、社会人になり、度々出張で訪れていましたが、
2006年には妻と、
そして2024年には二人の娘も一緒に上海を訪れています。

上海は、その30年余りの間に大きく発展しました。
けれども、豫園を歩いていると、
不思議と「あまり変わっていない」
という印象を受けました。

もちろん、観光客の数も、周囲の店も、
街の便利さも変わっています。

それでも、池や石橋、白壁と黒瓦がつくる豫園の風景には、
昔と変わらない中国が残っているように感じたのです。

この記事では、私が30年以上にわたって見てきた豫園の魅力や楽しみ方をご紹介します。

豫園について

豫園は明代に造られた約450年の歴史を持つ庭園です。

もともとは私人庭園として造られ、
現在では上海を代表する観光名所となっています。

庭園内には池や石橋、楼閣が美しく配置され、
中国古典庭園ならではの景観を楽しめます。

豫園は、上海の歴史や伝統文化を今に伝える、
大切な場所でもあります。

豫園の楽しみ方

豫園は、いわゆる写真映えするスポットで、
もちろん気になる料理や小物があれば、お店を覗きつつ、
スタンドで飲み物やスナックを買って、
歩きながら、写真を撮りつつ景色を楽しむのがお勧めです。

私は昼と夜の両方の豫園を歩きましたが、
個人的には夕方から夜にかけてがおすすめです。

提灯や建物がライトアップされると、
昼間とはまったく違う幻想的な雰囲気になります。

豫園内にも沢山のお店がありますが、少し歩くと卸売り
問屋街があります。
最近の中国ではネット通販が主流となり、
以前のように値段交渉をする機会はほとんどなくなりました。

そんな中、この周辺では昔ながらの値引き交渉を
楽しめる店も残っています。


豫園と言えば南翔小籠包

豫園を訪れたら、ぜひ味わってほしいのが
「南翔小籠包(南翔饅頭店)」です。

九曲橋のすぐそばにあるこの店は、
1900年に創業した老舗で、100年以上にわたり上海を
代表する小籠包の名店として親しまれてきました。

店の前にはいつも長い行列ができていますが、
それも上海の名物風景の一つと言えるでしょう。

この写真は、2006年に妻と訪れた際のものです。
2024年に娘たちも一緒に訪れた際には、テイクアウトを
して、豫園内で立ちながら食べました。
行列に並んで店内で食べるのも良いですが、
私たちは景色を眺めながら食べるだけでも
十分満足できました。

実は南翔小籠包の製法は、
中国の「国家級無形文化遺産(国家級非物質文化遺産)」
にも登録されており、長年受け継がれてきた伝統の技術に
よって作られています。

一口食べると、薄い皮の中から熱々のスープが
あふれ出します。
食べるときは、中国では
「軽く持ち上げ、ゆっくり移し、
まず皮を少し開けてスープを飲み、それからいただく」
という食べ方がメジャーです。

熱々なので、慌てて口に入れると火傷してしまうことも
あります。お気をつけ下さい(笑)。

豫園から少し歩く思い出の場所

豫園から少し歩いた外灘の広東路には、
私にとって思い出のレストランがあります。

「M on the Bund」です。

1999年にオープンしたこのレストランは、
黄浦江と浦東の景色を一望できる外灘を代表する
レストランでした。

香港や広州に駐在していた頃、上海へ出張や旅行で訪れるたびに、
何度も足を運んだお気に入りのレストランでした。
私は2006年、妻と上海を訪れた際、このレストランで
食事をしました。

店内は本当に租界時代に帰ったようで、
中国では無いような雰囲気で
私も気取って英語で注文したりしました。

2024年にも娘たちと訪れようと思っていましたが、
残念ながら2022年に閉店していました。

少し寂しい気持ちもありましたが、その店舗にオープンした
新しいレストランで外灘を眺めながら、家族で
アフタヌーンティーを楽しみました。

上海の街は変わり続けています。
しかし、家族と同じ景色を眺めながら過ごした時間は、
今でも私にとって大切な思い出です。

1993年 大学3年生の夏に、船でたどり着いた上海。
それは、私の中国との関わりの原点です。
上海がどれだけ大きく発展しても、私にとって豫園と外灘は、
いつも旅の原点を思い出させてくれる場所です。
ここに来ると、常に旅の出発した時の気持ちに戻れます。
中国を旅行される方は、是非 豫園、そして外灘を
訪れてみて下さい。

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