50代でブラジリアン柔術を続けることは、決して簡単ではありません。
体力や回復力は確実に落ち、仕事や家庭の都合も若い頃とは違います。
私自身、柔術を始めてから
「このまま続けられるのだろうか」
と何度も考えました。
それでも今も道場に通い続けていられるのは、
やり方を根本から変えたからです。
この記事では、50代の私が実際に試してきて
「これがなければ確実に辞めていた」と感じた工夫を、具体的に紹介します。
50代が柔術を続ける上で最初にぶつかる壁
柔術を始めた直後よりも、
数か月経った頃に辞めたくなる人は多いと感じています。
理由はシンプルです。
- 思ったほど上達しない
- 身体の疲れが抜けない
- 若い人との差を実感する
50代の場合、この壁が同時に押し寄せてきます。
ここをどう乗り越えるかが、
続くか辞めるかの分かれ道になります。
工夫① 練習頻度を「理想」ではなく「現実」に合わせる
若い人と同じ週3〜4回の練習は、
50代にとっては負担が大きすぎました。
私が落ち着いたのは
週1〜2回です。
頻度を落とすことで
- 疲労が溜まりにくい
- 怪我のリスクが減る
- 次の練習が楽しみになる
結果的に、長く続けられるようになりました。
工夫② スパーリングを「勝負」と考えない
スパーリングで勝とうとすると、
無意識に無理な動きをしてしまいます。
50代にとってそれは危険です。
私はスパーリングを
- 動きの確認
- 技を試す時間
- 体調チェック
と捉えるようにしました。
勝ち負けよりも
「今日は安全に終われたか」を基準にしています。
工夫③ 比較対象を他人から過去の自分へ変える
若い練習仲間と比べると、
できないことばかりが目につきます。
そこで比較対象を
昨日の自分に変えました。
- 少し動きが分かった
- 逃げ方が分かるようになった
- 落ち着いて対応できた
小さな変化を積み重ねることで、
モチベーションを保てています。
工夫④ 「休む勇気」を持つ
50代になると
無理をした結果が、数日後に出ます。
違和感を感じたら、
私は迷わず休むようにしています。
休むことは後退ではなく、
続けるための戦略です。
この考え方に変えてから、
大きな怪我はしていません。
工夫⑤ 柔術を生活の中心に置かない
柔術が楽しくなると、
つい生活の中心に置いてしまいがちです。
しかし50代の場合、
仕事・家庭・健康のバランスが崩れると、
一気に続けられなくなります。
私は柔術を
生活を支える一要素と位置付けています。
その距離感が、結果的に長続きにつながっています。
50代が柔術を続けるために一番大切なこと
技術でも体力でもなく、
一番大切なのは 考え方 だと感じています。
- 無理をしない
- 焦らない
- 他人と比べない
この3つを守るだけで、
柔術との付き合い方は大きく変わります。
まとめ
50代で柔術を続けるには、
若い頃の常識をそのまま使わないことが重要です。
- 練習頻度を現実に合わせる
- スパーリングの目的を変える
- 休むことを肯定する
これらの工夫があれば、
柔術は50代でも無理なく続けられる競技になります。
これから始める方、
すでに悩んでいる方の参考になれば幸いです。

