こんにちは。
しばたく@北京 柔術初心者です。
中国の国技といえば卓球。
最近は、日本の女子卓球の躍進も目覚ましいことから、私も中国の女子卓球に興味を持つようになりました。世界ランキング上位を独占する中国の女子卓球。
その中でも、2位以下を大きく引き離す圧倒的エースの孫穎莎選手について、調べてみました。
孫穎莎選手の経歴
孫穎莎は、2000年11月4日生まれ、河北省石家庄市の出身。
身体を鍛えるため、5歳で卓球を始めました。
徐々にコーチにその才能を認められ、10歳で河北省チームに選ばれます。
その後の経歴は以下の通り。
2017年の国際大会デビュー以降、目覚ましい活躍を見せています。
- 2015年9月:中国卓球国家二軍入団。
- 2017年1月:国家一軍へ昇格。
同年、国際大会デビューをし、日本オープンで女子シングルスとダブルスのタイトルを獲得。
世界ランキングで10位にランクインし、世界ジュニア卓球選手権で優勝。 - 2019年:ITTFワールドツアーで3度のシングル優勝。
世界選手権で女子ダブルス金メダル、アジア選手権で女子団体金メダルを獲得し、トップ選手の地位を獲得。 - 2020年:WTTマカオで女子シングルス優勝。
- 2021年:東京オリンピックで女子シングルス銀メダル、女子団体金メダル。
ヒューストン世界選手権で女子シングルス銀メダル、女子ダブルス金メダル、混合ダブルス金メダルを獲得し、WTT世界カップ女子シングルスで優勝。 - 2022年1月30日:世界ランキングで初の1位に。
成都世界選手権で女子団体金メダル。 - 2023年:WTTシンガポールで女子シングルス、ダブルス、混合ダブルス優勝。
ダーバン世界選手権で女子シングルスと混合ダブルスの金メダル、女子ダブルスの銅メダル。
杭州アジア大会で女子シングルス、団体、混合ダブルスの金メダル。
WTT名古屋で女子シングルス優勝、総合三連覇達成。
性格や人柄
性格
孫穎莎は、自分で活発でおしゃべり好きな性格だと語っています。
おしゃべり好きな性格は、母親譲りとのこと。
一方、勝負に対する彼女の考え方や、負けず嫌い姿勢は父親から受け継いだものだそうです。
学業との両立
孫穎莎は学業でも優秀で、全科目90点以上を維持したと言われています。
彼女は河北省チームに選ばれたことで、プロの道を選びキャリアを重ねていきますが、2019年には中国の重点大学である上海交通大学に入学。
2023年6月には卒業論文を提出し、無事卒業しています。
平野美宇との関係
孫穎莎は、日本女子で活躍する早田ひな、平野美宇、伊藤美誠は、ともに2000年生まれです。
孫穎莎の台頭してきた背後には、平野美宇の活躍がありました。
平野美宇の大活躍
平野美宇は、2017年 第23回アジア選手権の女子シングルスにおいて、準々決勝で世界ランク1位の丁寧を破り、準決勝では2位の朱雨玲を下して決勝に進出。
決勝では5位の陳夢と対戦しストレートで勝利し、最年少でのアジア選手権 最年少優勝記録を更新しました。
平野美宇コピー選手としてのスタート
平野美宇の活躍を脅威に感じた、中国国家チームは2017年の世界選手会前の強化トレーニングに、4名の平野選手のコピー選手を用意しました。そのうちの一人が孫穎莎だったのです。
孫穎莎の役割は、平野選手の打法をコピーして強化選手のトレーニングパートナーを務めること。
このトレーニングの結果、同年の世界選手権で中国の丁寧は4-1で平野美宇にリベンジを果たします。
両選手の直接対決
平野美宇のコピー選手だった孫穎莎ですが、2018年のユースオリンピックで、直接対決が実現し、4-1で孫穎莎が勝利します。
その後の、対戦成績は孫穎莎の5勝2敗。
2023年のWTTコンテンダーでは、平野美宇が4-3で勝利しましたが、2024年3月WTTチャンピオンズ仁川では孫穎莎がストレート勝利を収めました。
この記事では、中国女子卓球のエース 孫穎莎の活躍、人柄、パリオリンピック日本代表の平野美宇選手との関係について、まとめました。
今年のパリオリンピックでの活躍を期待したいと思います。